白銀の女神 紅の王



そして、呆れたシルバがとった行動は…



フワッ――――

「きゃっ!」


傷つくのが怖くて信じ切れずにいる自分に対して、自己嫌悪に浸っていると、体が宙に浮いた。



「シルバ?」


行動が理解できず、抱き上げた張本人を仰ぎ見るが…

シルバは何も言わず、スタスタと歩く。

そして、ベッドまで行き…


ギシッ――――


まるで壊れ物を扱うかのように、そっとベッドの上に下ろされた。

ベッドの上に横たえられ、シルバが上から見下ろす。

シルバがベッドについた両腕の中に、すっぽりと入る様は、まるで檻の様。

その瞳と、その腕から逃げられない。


スッ…と片手が伸びてきた事に、ギュッと目を瞑る。

けれど、想像していた感触はなく、代わりに…



クルッ――――


「ッ………!」


仰向けだった体勢は、くるりと反転させられた。

そして、羽織っていたショールを剥がされる。

外気に触れた空気が思いの他冷たく、肩が小さく震えた。



シルバは何がしたいのだろうか……

自分の今の体勢を不思議に思いながら考えていると―――



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