白銀の女神 紅の王
「ひゃッ…シルバ?」
まるで傷を癒す様に何度も落とされる口づけ。
触れた所が火傷しそう…
シーツを握りしめることでその感覚をやり過ごしていると、やっと口づけを止めてくれたシルバ。
そして、私の背中に額を当てて話す。
「これは誓いだ。」
「誓…い……?」
シルバの息遣いが、露わになった背中の皮膚を刺激する。
たどたどしく聞き返した言葉に、シルバは「あぁ」と答えながら、再び私の体をクルリと反転させる。
そして、目に入ったのは、真摯な表情で見下ろすシルバの顔。
「もう二度とお前を手離さないと言う誓いだ。」
鋭い紅の瞳に宿した光。
その強さに、魅入られる。
「そして、これは奴らへの見せしめのため…」
そう言ってシルバの顔が段々と近付き――
「ひゃッ…っ……ぁ…」
首筋にチリッとした痛みを感じたかと思えば、何度も口づけを落とされる感覚。
あの時、ロメオにされた事と同じ事をされていると言うのに、体は全く別の反応を見せた。
全身から力が抜け、トロンとまどろむ様な心地。
「シル…バ…ぁ……」
夢見心地にシルバの名を呼べば、スッと離される唇。
そして、今まで唇が触れていたところに手を這わされ…