白銀の女神 紅の王



「俺を選ぶか?エレナ…」


答えを促すシルバの問い。

私は……

シルバの傍にいる資格も覚悟もないけれど…

心にあるのはいつも一つ。




「わたしも…シルバと一緒に生きていきたいっ……」


涙を零しながら、そう言う。




すると、シルバはフッ…と笑い―――


「ならば、もう俺から二度と離れるなと誓え。」

「はい…誓います。」


今度は、迷うことなく誓いを口にした。

そして、湧き上がる喜びを抑える事なく微笑む。




「愛しています…シルバ。」

「ッ………!」


頭上大きく息を飲んだシルバ。

紅の瞳が見開かれている。


それを可笑しく思いながら、クスクスと笑った。

自然と出た告白は、涙を流しながら…

けれど、この上ない幸せを感じながら告げた。




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