ナンパ男との恋 2巻
「は?意味分かんねぇんだけど?」

声のトーンが
下がった・・・・

たぶん、少し
不機嫌になったんだろう。

「このままじゃ
いけないと思う・・」

「何、別れんの?」

別れ・・・・・

でも、距離を置くって事は
別れるって事に近いのかもしれない。

別れるなんて・・・・

すごく嫌だけど・・・

でも、どこかで
区切りが必要なのは確かな事だ・・・

「しばらく、
ちゃんと考えたいの」

「何を?」

「・・・・・・」

「俺と付き合い続けていいもんかどうかって?」

頷くと、
輝樹の 大きなため息が響き
テレビを消した。


・・・・・・・・・


「今更つーか、
いきなり何で?」

「私だって・・・・
今まで 浮気されて
平気だったわけじゃないよ・・」


「付き合ってどんくらいだっけ?」

「1年・・2ヶ月くらい」

「そうか・・・
まぁ、俺が どうこう言ってもな・・・
考えて決めたんだろ?」

「うん・・・・」
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