双子☆Love
「そういえば、今日の夜は夜景を見に行くでしょ?その時にデートすればいいじゃん。」



僕はかわいらしく不機嫌になっている悠斗に言う。



「そんなの当たり前だよ〜。ずっと一緒にいたいの。僕と結花が一緒のクラスだったらなぁ……。」



悠斗は結花に対してすごく素直。


尊敬したくなるぐらい。



「優介はいいの?梨香ちゃん。誘わなくて。」



「ん?誘ったよ。何か佑樹と半分ずつにしようって言われちゃったけど……。」



僕は、梨香のメールにうんと返すしかなかった。


きっと佑樹が僕からのメールの内容を見て、言ったんだろう。



佑樹らしくないと思ったけど、僕は嫌だとも言えないし、強引にもなりきれなかった。



「……いいの?」



「仕方ないよ。梨香がそれでいいって言うんだから。」


僕がそう言うと、悠斗は首を傾げた。
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