双子☆Love
人を想う気持ちって、こんなにも真っ直ぐで温かいんだ。




「……1位になれてよかった。佑樹と一緒のこと考えてたのが悔しいけど。」



優ちゃんが照れ臭そうに言う。



「……こっちのセリフ。」


佑樹もすかさずそう呟く。



何だか、少し兄弟らしくなったような気がする……。




「あ、あの……。」




……ん?



……あっ、そうだった!


私たち、みんなの前で注目の的になってるんだった。



急に恥ずかしくなってきちゃった。




「戻っていい。梨香。」



佑樹が、そんな私の気持ちを察してかどうかは分からないけど、助け船を出してくれた。




「……前にも言ったけど、梨香に焦って結論を出してほしくない。ただ、みんなの前で告っとけば、変なのに言い寄られないだろ?だから、改めてこの場で言ったんだ。」



「……そっか。」




……佑樹は優しい。



でも、不器用。素直になれないところがある。



そんな佑樹が見せる、素直な一面は、すごく私の心を打つ。
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