サヨナラのその日までそばにいさせて。
第4章

俺の我が儘-太陽side




体育祭から数日が経った。


俺の体調も良好で、いつもと変わらない日々を送っていた。



「アキ、写真っていつ渡せばいいの?」


俺の席の前に座りパックのオレンジジュースを飲みながら聞いてくる咲希。



「何の写真?」


「何のって…アキが頼んで撮り続けてる写真だよ」


人に頼んで忘れてたの?と不機嫌な表情を浮かべる。


そうやった…。


写真、頼んだんやったな。



< 110 / 474 >

この作品をシェア

pagetop