サヨナラのその日までそばにいさせて。

守れなかった約束-咲希side




昼休み、ドキドキしながらアキを呼び出した。



「話って?」


何の躊躇いもなく話を切り出して来るアキに、ひとつ深呼吸をして口を開ける。



「あのね、私たち前みたいな関係に戻れないかな?」


「…どういうこと?」



「だから、その…。幼なじみに戻れないかな?」


自分勝手なお願いをしているのは分かってる。



でも、どんな形でもアキの傍にいたい。



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