ご主人様はお医者様



やっと眠りについたのは出勤時間の数時間前。



私が目を覚ますと、隣に寝てるはずの彬はもういない。



時計を見ると11時だった。



そっか、私は今日はお休みで気を使ってくれたんだ。



ゆっくりと起き上がって目を擦ると違和感に気付く。




「んっ?なに!?」




うそっ――――!!!!




これっ、





「指輪だっ///」




私の左手の薬指には、サイズピッタリのプラチナのリングがはめられていた。



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