ご主人様はお医者様


驚く私の肩に大きな手が触れた。
振り返ると息を切らせた高木先生が立っていた。



「荒木先生が当直替わるから行ってくれ……とまで言うから何かと思えば、こういうことか」


「そうでーす」



香澄はスッと席を立ち“ついでに”とでも言うように彬にこう言った。



「あ、ちなみに。大学に気になる女性…とかいたりします??」


「何が言いたい!?いるわけがないだろう!!」


「ですよねぇ~、あとは、若いお二人でごゆっくりっ」



そういって私に向かって片目をつむる。



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