ご主人様はお医者様
携帯電話をソファーにポイと投げ、テーブルの上のお弁当箱に視線を落とした。
届けに行くことは出来なくなっちゃった・・・
おもむろに包みを開けると中身をゴミ箱に捨てる。
「……私、何してるんだろう」
悲しいとも悔しいとも取れない気持ちでぐちゃぐちゃだ――。
思い切りため息をついてベットに倒れ込んだ。
私は明日の勤務は夜勤――…。
彬はバイト先から職場に直接向かうはず――だから、話したくても話せない。
しかも、平賀先生は明日話そうと言ってきた・・・
「やだ、仕事行きたくないよ――」