逢いたい夜は、涙星に君を想うから。




時は止まることなく

いまこの瞬間も



1秒ずつ過去へと変わって



季節とともに景色や

空の色をも変えてゆく。



“時間が経てば忘れられる”



よく聞くその言葉が



本当に

真実なのか嘘なのか



いまはまだ、わからない。



何かに忙しく

夢中になって打ち込んで



キミの存在を

ほんの少しでも忘れようとして。



だけど、

この場所を選んだのは



やっぱり、キミへと繋がっていて……。



いまはただ、



時間の流れに任せて



届くことのない

切ない想いを抱えたまま



遠く離れたあの場所へ。



もう一度……。
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