左手のエース
「舞、お昼ごはん途中だったのにごめんね。この後、部長会議があるからさ。」
屋上の入口の前で、晶先輩の優しい声が響いた。
「全然いいんです!!晶先輩あいかわらず大変ですねぇ。」
あたしは晶先輩が腰掛けた所から少し離れて腰掛ける。
晶先輩は175cmの長身で、髪も黒くてツヤツヤ。初めて見た時はモデルさんかと思ったくらい。
そして何より、すごーく優しい人。
今日、わざわざ1年の教室まで訪ねて来てくれた理由だってすぐわかった。
「うん、自分で言うのもアレだけどさ、デキル女だから色々と忙しくて♪
つーわけで単刀直入に言うけど…」