左手のエース
晶先輩はふふっと軽く笑って言った。
「あたしが今更
やっぱり舞は辞めて早紀にします!!
とか言ったって
早紀からしたら根回しバレバレだよ。」
たしかに…そうだけど。
だから悩んでるんだよね…
「舞。」
心配そうな顔のあたしを見かねて、晶先輩はあたしの頭をポンと叩いて言った。
「早紀だって頭ではわかってるから大丈夫よ。
今はきっと苦しんでると思うけど、仲間だもん…ちゃんと応援してくれるよ。
舞は舞のいつも通りのプレーをしたらいい。
それだけの意味を込めて
あたしは舞を選んでるの」
「……はい。」
晶先輩の言葉に、揺らいでいたあたしの気持ちはしっかり固定された。
「先輩、
勝ちましょうね…!!」
「うん!!」
晶先輩は濁りのない綺麗な笑顔で返事をした。
「あっ!!もう時間だ!!
舞、あたし行くね!!
また部活で!!」
晶先輩は急いで立ち上がると、バタバタと階段を駆け降りて行ってしまった。
少し気持ちが軽くなったような、
逆にプレッシャーがかかったような、
変な感情を落ち着かせようと、すーっと深呼吸した。
すると、急にタバコの煙を吸い込んだような感覚に陥り、ケホケホと咳こんだ。
「あんたレギュラーなんだ?
1年のくせに」
聞き覚えのあるその声に、
あたしは慌てて振り返った。
「あたしが今更
やっぱり舞は辞めて早紀にします!!
とか言ったって
早紀からしたら根回しバレバレだよ。」
たしかに…そうだけど。
だから悩んでるんだよね…
「舞。」
心配そうな顔のあたしを見かねて、晶先輩はあたしの頭をポンと叩いて言った。
「早紀だって頭ではわかってるから大丈夫よ。
今はきっと苦しんでると思うけど、仲間だもん…ちゃんと応援してくれるよ。
舞は舞のいつも通りのプレーをしたらいい。
それだけの意味を込めて
あたしは舞を選んでるの」
「……はい。」
晶先輩の言葉に、揺らいでいたあたしの気持ちはしっかり固定された。
「先輩、
勝ちましょうね…!!」
「うん!!」
晶先輩は濁りのない綺麗な笑顔で返事をした。
「あっ!!もう時間だ!!
舞、あたし行くね!!
また部活で!!」
晶先輩は急いで立ち上がると、バタバタと階段を駆け降りて行ってしまった。
少し気持ちが軽くなったような、
逆にプレッシャーがかかったような、
変な感情を落ち着かせようと、すーっと深呼吸した。
すると、急にタバコの煙を吸い込んだような感覚に陥り、ケホケホと咳こんだ。
「あんたレギュラーなんだ?
1年のくせに」
聞き覚えのあるその声に、
あたしは慌てて振り返った。