神様のシナリオ
 


イッチーはそこまで一気に話すと、突然黙り込んでしまった。

僕はこんなとき、どうすればいいのか分からない。

だから、涙の伝う道順を逆に舐めてみた。

……うん、神様の涙っていっても、何も変わらない。

普通の塩辛い、涙の味だ。

「な、な、何するのよ……っ!」

「僕、基本的に舐めるのが好きなんだ」

「……とんだ変態のようね」

「でも、僕のおかげで涙乾いたでしょ?」

そう言うと、イッチーは少し恥ずかしそうにうつむいた。

……え、何、この神様って、こんなに可愛かったの?

そんな仕草されたら……、もっと舐めたくなる。

そこで僕は、自分の気持ちに嘘をつかないことにした。

とりあえず、イッチーの顔をあげる「何かしら?」。

そして、イッチーの唇を舐めた。

うわ、すごく潤った唇だ「あばばばばばばばば」。

ついでに噛んでみると、案の定血が出てきた。

血は嫌いだけど、イッチーの血は嫌いじゃない。

というわけで、舐め続けてみる。


 
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