小さな恋【完結】
『俺は真依子が幸せなら、それで十分だから』


大知は絞り出す様にそう言った後、一方的に電話を切った。


プーップーッという虚しい機械音が耳に響く。


携帯を持つ手をだらりと力なく下ろして、空を見上げる。


心にポッカリと大きな穴が空いてしまったみたい。


寂しくて。


苦しくて。


切なくて。


悲しくて。


色々な感情がごちゃ混ぜになって体中を支配する。
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