ネコ専務シリーズ
「面白いとこ?さあ・・ゲーセン
 とか?」

「ゲームセンター?それでいいわ。場所
 を教えてくれない?
 できれば君が案内してくれた方がいい
 んだけど・・」

少年はだんだん、何なんだこの人、と
思い始め、怪しんだが、ネコガールの
顔はどう見ても、知的で善良そうに見え
るし、すごく美猫だし・・

ということで、かなり混乱したまま少年
はネコガールの赤い車の助手席に乗り
込んで、この謎の年上の女性を、街なか
のゲームセンターに連れていくことに
なった。

ネコガールとしては、ゲームセンター
などはどうでもいいが、今さっき感じた
「電気」はいったい何だったのか、その
正体をどうしても知りたかった。

ゲーセンのある方向を聞いて、車をスタ
ートさせたネコガールと、その左横に
座る少年はしばらく黙っていたが、数分
後、ネコガールは少年に話しかけた。

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