ネコ専務シリーズ

ネコ専務の決死行(書評)

アフリカ中央部の国・ンニャに潜入した
ネコ専務が、内戦の戦火をかいくぐり
ながら、反政府軍NNDに捕らえられた
同僚の救出を図る。

ネコ専務と黒猫戦士ゴゲジャバルは、
戦場で何度も出会い、戦うが、最後は
友情で結ばれる。このシーンは必見。

特筆すべきは、今作で初登場した、ネコ
専務の助手のネコガール。
日本人を父に、イギリス人を母にもつ
ハーフで、ハーバード大学の国際政治
学科を卒業したという才媛だ。もちろん
美猫。

今回は、ネコ専務のンニャ国潜入を日本
で準備するだけの役どころだが、次の
作品「ネコ専務と流星ヶ原」から、だん
だん活躍が増えていき、30作目あたり
からはすっかりメインキャラクターの
ひとりになっている。

ちなみに、反政府軍であるNNDとは、
正式には「ンニャ国家民族解放同盟」
みたいな意味ということになっているが、
作者は冗談で、「ねこねこ団」の略の
つもりでネーミングしたという。



< 58 / 439 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop