初恋
「今まで避けたり無視したりしてごめんね。」



すっかり暗くなった道をゆっくり2人で歩いた



「私こそ、ごめんなさい。…言い訳みたいですけど、私の中では先輩が1番なんですよ」



そう言うと、先輩は片手で口を抑えた



「どうしましたか?」



「照れちゃうよ、そんな事言われたら」



歯を見せてニッコリ笑った先輩が格好良過ぎて倒れそうになった



それと同時に絶対体重を戻そうと決意した



忘れていたけど、5キロも増えたんだった



そんなんで抱き付いただなんて恥ずかしい



「ばいばい先輩には、今日しっかりお話してお別れします。」



「そうしたら、俺と付き合ってくれる?」



「もちろんです!」



「やっと言えたよー(笑)…いっぱいお出かけしようね」



「楽しみですね」




そんな話をしながら家に帰った
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