恋愛温度、上昇中!
「あ、」
トンッという軽い衝撃で手元がぶれる。隣にいた人と軽く肩がぶつかって少しよろけた。
「申し訳ありません」
すぐに謝って顔を上げると相手から「あっ、いえ」と穏やかな声が返ってくる。
否応なしに対峙した目線。
ああ、もう。やっぱり新橋さんに頼めば良かった。
まさかの展開は、まるで用意されてたんじゃないかと思う。
ぶつかったその相手─────彰俊は、困った様な、だけど優しい笑顔で笑っていた。