恋愛温度、上昇中!

そんな曖昧な感情と格闘しつつ、待つ間もない程の時間で目の前でブレーキを踏んだのは、見知った車。


…早っ。


ウインドゥが開いて、いつも通り、切れ長の瞳と涼しい顔を向けるのは今あたしの頭の中、ほぼ半分を占める男。


一言も発してないのに、目線の動きだけで、助手席に促す。


溜め息はひとつだけ。


そして


素直に車に乗り込むあたしにも訳が分からない。



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