恋愛温度、上昇中!

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帰宅した暗い部屋の電気を付けて、ソファにバッグを放れば、同時に携帯がけたたましく鳴り響いた。


着信相手は、


『松前祥子』


あたしは、右手でシャツのボタンを外しながら、通話を押す。



『あ、紗織?あんた何してんの?』


祥子の楽天的な声と、相変わらずの不躾さに少し笑った。



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