恋愛温度、上昇中!
***

デスクワークは疲れる。首が痛いし、腰も痛い。僅かな休憩時間を利用してマッサージにいく社員がいるのも頷ける。


「やっぱり、…色気がないわね」


社長の残念な一言。


どんだけそれを求めてもあたしには無理なんだって事いい加減気付いて欲しい。


「艶が出てたのにねー、この頃。なんかあった?」


友達感覚の口調は相変わらずで、あたしは眼鏡を直しながら社長に向き直る。


「…変わりありませんが」


あたしはフゥと息をついて、淡々と言葉を吐く。


「あっそ。まあ、いいわ。高見ちゃん、肌荒れはストレスの象徴よ」


社長はグロスかかった赤いルージュをクッと曲げて、



「あ、そうそう。山都が今夜あけといてね☆だって」



益々肌荒れの原因になりそうな一言をくれた。


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