恋愛温度、上昇中!
ねぇ、どうしてあたしはこうなんだろう。
「紗織」
関谷があたしの名前を呼ぶ。それがまるで自然過ぎて、抱き締められているのも全て、当たり前の事なんじゃないかと錯覚しそうになる。
「言いたい事あるなら言え」
関谷の瞳が優しくて、
「つまんねー意地張んな」
切なそうな、その声は、狡い。
「全部、受け止めるから」
関谷の声が優しくて、抱き締められた腕の中、
もしかしたら、
そこであたしが素直に、口を開けば、
違う選択肢もあったかもしれない。