恋愛温度、上昇中!
ねぇ、関谷。なんであんたはそんなに簡単にあたしを抱きしめて、あたしを揺るがすんだろう。
どうして、そんな瞳で見つめて、キスを落とすのよ。
引き留める理性まで、持ってかれちゃやってらんない。
声にならない色んな意識があたしを惑わす。もうこのまま放り投げて、逃げ出してしまいたい。
肝心な言葉は何ひとつくれなくて、
だからこそ、クラクラする意識に、甘い声が心地よくて、腕の中はどうしょうもなく安心出来て、『言いたいこと言え』と言った関谷に、もう全て丸投げしてしまおうか、と思った。
事実、誰かの足音が聞こえなかったら、
あたしは、関谷の腕から、きっと、もう逃れられなかった。