恋愛温度、上昇中!
黒いシャツにブラウンのジーンズ。長い足に小さな顔。均整の取れた完璧なモデル体型。中途半端な髪の長さはよく似合ってると思う。気怠い空気が夜色の瞳に馴染んで関谷独特の雰囲気を出している。
擦れ違う女の子の視線を容易にさらう。
ほんと、今更、なんだけど、
「…おまえ何してんの?」
関谷が私に視線を移す。…その若干呆れたような言葉、仕方ないかも。
私は微妙に横歩きしながら、関谷との距離を開けているのだ。
「…別に」
関谷は怪訝な顔で私を見る。
だって、い、嫌だ。嫌過ぎる。こんな立っているだけで視線を集める様な男と一緒にいるなんて事、おかしいでしょ、私。
「は?来いよ、うしろ危ない」
そんな私をフル無視して関谷は眉を潜めた。