恋愛温度、上昇中!
運ばれてきたラーメンの湯気で眼鏡が曇る。それを気にせずにズズズと麺をすすると、口の中で広がる濃厚な味に正直、びっくりした。
「ち、ちょっと!」
「なんだよ?」
…このラーメン。
「めちゃくちゃ美味しい!!」
モチモチした麺が鶏ガラベースの効いた濃い目スープと絡んで、濃いのにしつこくない。ネギとチャーシューと卵だけのシンプルなトッピングなのに、信じられない程、美味しい!!つい頬が緩んだ。
「だろ?」
得意気に笑う関谷は自然体で、夜景の見えるレストランでもイタリアンやフレンチの名店でもないけど、何故か胸を掻き乱した。
「レンズ曇ってるぞ?貸して」
え、とか言う間に関谷は私の眼鏡をとって、一気にぼやける視界。関谷がキュッキュとレンズを拭いている。
「あ、おまえ本当は目デカいんだな」
関谷の視線か上がって私の顔の上半身を見ていた。
「近視だから、多少はあるかもしれれないけど」
別に、眼鏡外したら超美人、とかはない。あれは漫画の中だけの話だ。
「そっちの方がいいのに」
どうしてこの男は、サラっとこういう事を言うんだろう。
「…眼鏡が落ち着くし」
「ふーん、まあいいけど」
スープを飲み干してハァと息を吐く。美味しかった。カロリー?なにそれ楽しいの?