俺様狼と子猫少女の秘密の時間②

先輩は、「…ん」と呟いて、あたしの首筋に顔を埋めた。


「ってきゃあ!?」


「あん?」


いいいいやいやいや!

なにしてるんですかこの手は!


わき腹を這って上がってくる手が目指してるのは…どう見ても胸元。


「もう!」


パッと離れ、唇を突き出した。


すーぐそういうことするんだから…。

もっと抱きしめててほしかったのにな。


「そうだ…お昼食べましょ」


そういえば忘れるとこだった。


ぽんっと手を打って、お弁当を差し出した。

この際だから、「…チッ」という舌打ちは聞かなかったことにしよう。


「先輩ほら! 久々にえびだんごです」


「お」


「あ」


……。

瞬く間に奪われた!!

でも……可愛い…♪


「…先輩これ残しちゃだめだよ」


「……」


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