俺様狼と子猫少女の秘密の時間②
驚いたような声をあげながらも、しっかりと抱きとめてくれる。
先輩はいつだってそう。
「んふ♪」
ふわ~…お風呂上りっていつもよりあったかい。
いつもと違うにおいする~。
「よしよしほら。お前も風呂入ってこい」
「う…ん」
ばばばばばーって入ればすぐだよね。よし!
心の中でガッツポーズをし、渡されたシャツを引っ掴んで駆け出した。
いつもは三十分くらいかかって入るのに、今日はなんと十分。
三分の一の時間であがった。
「先輩~~」
ごろにゃあと言い出しそうなくらいの勢いで先輩に擦り寄る。
「……可愛い」と呟いて、髪の毛を拭きながら抱きしめられた。
「…ん。似合う」
ちょこんと座り込むあたしを、腕組みして眺めそう言った。
似合うって…シャツ一枚なんだけど…。
あたしは並みより少し小さいし、先輩は並みより少し大きい。
ズボンは大きすぎるからシャツをかぶるだけで充分だった。
袖に指先はすっぽり隠れるし、丈も膝まである。
なんかすっごいぶかぶかなんだけど。
似合うってこれがですか?
「…?」
ちょいちょい、と手招きをされ、ハッと我に返り首をかしげた。