俺様狼と子猫少女の秘密の時間②
あたしが目を丸くして見ていることに気付いた彼は「な、悠由」となぜか同意を求めてくる。
「え!? う、うん…?」
よく分からないままに頷くと、またも笑われた。
「……」
なんなの彼らは…。
「…ま、結果オーライってとこかしらねー」
「杏子…」
結果オーライ?
どこが? 笑われてんのに?
「だってほら、笑い話に出来るようになったってことでしょ」
「そ、それはそうかもだけど…」
「良好な幼馴染み関係築けばいいじゃない」
幼馴染み関係てどんなですか。
「カレシに言えないことあるかもしんないじゃん」
「だとしたら杏子がいるもん」
「男の意見が聞きたいとかさ」
うーん…。
そんなのがあるんだ。
でもあたし隠し事できないんだよね。
聞きたいこととかあったらすぐ先輩にバレちゃいそう。
「どうかしたか?」とかって。
言わなかったらそのうち「五秒以内に言え。襲うぞ」と脅しが飛んでくるし。