契りの歌
「はい。
じゃあ、着替えますね。」
「はい。」
……
…えっ。
出てってくれないの?
さすがに居られながら着替えるのは…
「あの…。」
「はい?」
「着替えるんで、外で待っていてもらえますか?」
一瞬きょとんとした顔になり、すぐにハッと思い出したかのように顔を赤くして口を開いた。
「あっ、す、すいませんっ。
外で待ってるんで、終わったら声かけて下さい。」
そういうと、笑顔の人は慌てて部屋から出て行った。
*