エクスタシー~極上のオトコ!?~
パタ。


そのとき遠くで、冷蔵庫の閉まる音がした。


はっと目が覚めた。


いつもの部屋。


はぁ―――……っ。


夢か……。


ついに、『美少年になって男の子とヤッてる夢』を見てしまった。


願望って怖い……。


そう。


私は自分と対極にある存在に憬れている。


私がこの世で最も好きなもの。


それはステキな男性に愛される華奢な美少年。


ああ……。もうちょっと夢見ていたかった。


台所から聞こえた生活音を恨みながら、ベッドの上に身を起こした。


背中がじっとりと汗ばんでいる。


気持ちが悪いので着ているシャツを脱いだ。


美少年には有り得ない三段腹が目に入る。



あいたたたたた……。





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