alternative
次に立つ者を、時雨は一瞥した。
その視線にも怯む事なく。
「蒼崎 綾斗(そうざき あやと)です。よろしくお願いします」
少年は自己紹介した。
「……私の手元にある資料によると、貴様の名前は『蒼崎 綾』となっているが」
「資料の間違いです。訂正をお願いします」
素知らぬ顔で言ってのける綾斗。
髪は紺色で瞳は髪より薄い青色。
中性的な顔立ち。
身長162センチで女にしては大きいが、男にしては小さい。
(ふふ…こいつ)
時雨は内心笑みをこぼす。
別に性別はどちらであろうと構わない。
今、国連軍が欲しているのは完全抗体を持つ『戦意を持つ者』なのだ。
「よかろう、蒼崎 綾斗だな。訂正しておく」
時雨は別段追及する事もなく、次の者へと移った。
その視線にも怯む事なく。
「蒼崎 綾斗(そうざき あやと)です。よろしくお願いします」
少年は自己紹介した。
「……私の手元にある資料によると、貴様の名前は『蒼崎 綾』となっているが」
「資料の間違いです。訂正をお願いします」
素知らぬ顔で言ってのける綾斗。
髪は紺色で瞳は髪より薄い青色。
中性的な顔立ち。
身長162センチで女にしては大きいが、男にしては小さい。
(ふふ…こいつ)
時雨は内心笑みをこぼす。
別に性別はどちらであろうと構わない。
今、国連軍が欲しているのは完全抗体を持つ『戦意を持つ者』なのだ。
「よかろう、蒼崎 綾斗だな。訂正しておく」
時雨は別段追及する事もなく、次の者へと移った。