あたしを愛して。




真由だと思っていた真由は由真で・・・。


由真だと思っていたあたしは真由・・・。



「分かった?あんたは由真じゃない。真由なの」



真由・・・。


あたしが真由・・・。



蓮の彼女じゃない






浮気相手の真由。




「あたしと蓮は3年前大学で出会って、蓮の告白で付き合い始めた。


そして、2年前に、蓮があんた・・・真由と浮気した」



だんだん思っていた記憶が変わっていく。




《真由、紹介するね。あたしの彼氏の蓮》


《真由ちゃん?由真から話しを聞いてるよ。よろしくね》


《由真の親友の真由です。よろしくね》


あたしと蓮が握手をする・・・。








《真由ちゃん?俺と少し遊ばない?》


《遊ぶ?》


《うん。セフレになろうよ》


《えっ・・・でも、あたしは由真の親友なんだよ?》


《知ってるよ。だからこそスリルがあっておもしろいじゃん》


《・・・分かった、いいよ。やろ》


《あっ、でも俺に本気にならないでね。あくまで体だけの関係。俺、由真を愛してるから》


《・・・分かった》



あたしが言った瞬間蓮にベッドに押し倒された。



そう、あたしは・・・―――――


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