「春夏秋冬」
アルバイトをしているとき。
簡単な作業を繰り返して、収入を貰う。そろそろ給料がもらえるな、と考えたときだった。
そういえば、あの少女の誕生日を知らない、と気づいて。いつなんだろう、と考えてみる。
明日にでも聞いてみよう、夏が好きだから夏生まれなのかな、と勝手な考えを膨らませていく。
いつでも元気で、可愛らしい女の子。
それがあの少女だった。
ちょっと変わっているところも、もちろんあるのだが。
翌日。
朝、早くに目が覚めて着替えや登校の準備を済ませてしまう。
それでも少しだけ早く階段を下りて食卓へと向かう。母親が眠たそうに話しかけてきた。
「もう起きてきたの?はやいわねぇ。」
「今日はなんだかね。朝ごはん何?」
「ごはん、まだ炊けてないのよ。」
「うん。待ってる。」