「春夏秋冬」
「英語があるよ~・・・。化学だったらよかったのに。」
「澤口さん、化学得意だもんね。」
「うん。あれは面白いからね。」
「そうだねぇ・・・。」
「まぁ、英語も嫌いじゃないんだけれど。かったるいっていうかさ~。」
「あはは。」
「今日のキミはなんか変だなぁ?なんか隠してるって言うか・・・。」
「・・・。」
態度に出てしまっていたか。
しかし、これはチャンスでもあるような。だから、思いきって話しかけてみた。聞いてみたのだった。
「澤口さんて、誕生日いつなの?」
「へ?」
「誕生日だよ。」
「8月13日・・・。夏休み中だから誰も祝ってくれないよ・・・。」
「もし、そのときアルバイト休みだったらさ。一緒に海に行かない?」
「え?なんで?」
「お祝い、かな。」
「おぉ~。いいねぇ!ひと夏のアバンチュールじゃん!」
「僕は・・・そんなつもりで言ったわけじゃないんだけれど・・・。」
「男はみんな狼だから。怖い怖い。」
「だから~。」