「春夏秋冬」
「おっ。はやいねぇ。」
「澤口さん・・・。」
「んん?どうした?少年よ!いざ、海へと行かん!」
「・・・。」
普段よりも随分と薄着の彼女。
これから海に行く。
もちろんのことだったが。それなりに予想はしていたのだが。彼女の白い肌を見ていると、ぽわぽわした気分になってしまう。
浮かれているのかもしれない。
ぽーっと彼女の事を見ていると、電車がやってきた。
彼女はいつも以上に元気だった。夏が好きなのだろう。
隣に座っているだけでシャンプーらしき、香水らしきいい香りがしてくる。
胸はどきどきしている。
これから、一緒に。
二人だけで海に行くのだ。
それを思うとどうにも。楽しくなってしまうのだった。