「春夏秋冬」


「どこの海に行くの?」

「お金は用意してきたから、泊まろうかな?なんて・・・。」

「あらやだ。あたしをどうするつもり?」

「どうもしないよ・・・。」

「そんな事言っちゃって。視線、どこに向いてるか分かるよ?」

「えっ!」

「冗談だよ。」

「大泣きするところだったよ。」

「はっはっは!よからぬことは考えるな!少年よ!」

「はい・・・。すみませんでした・・・。」


そんなこんなで海に到着した。

近くの旅館に荷物を預けて砂浜へと飛び出して行く。もちろんの事だが、人が沢山いる。


開放された場所で、水着になった。彼は個室で着替えている。

日に焼けたら肌が痛むんだろうな、などと考えるが、そんなことはどうだっていい。



今日は、彼女の誕生日。

最高の一日をプレゼントしたいのだ。

喜ばせるようなことを、たくさんしたい。


そして、着替えが済んで出て行く。


彼女の姿はまだない。パラソルなんかを借りてきて休む場所を確保する。そうしていると。



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