ノストラダムスは女子高生
「 そんなの… !!!
―― いっつもラッキーだよねって
… イチルちゃんとか… 」
「 お友達の意見はどうでもいいわ
…あんた自身が
どう思ってるのか聞いてるの! 」
「 って…なんか
何でそんな事言われるのかが
サッパリわかんない!! 」
「 …… いい?
あんたはね…
――――― ぅあ?!!! 」
―― やめろ
そう思った時
頭の輪を絞められた
ソンゴクウのように
アキラがいきなり苦しみ出した
睨みつける、その視線の先は藤本の顔
アキラはジリジリと
リルカを抱えながら、
藤本の前を、少しづつ移動する
そしてそれは藤本も同じで
額に、少し血管を浮かせながら
何か見えない攻防戦を
お互いに しているようだった
―――… いや
見える
「 …俺にも見えるぞ…?! 」