桜、咲く頃会いましょう。


どうしたらこういう格好になるんだよ…



頭をのせるはずの枕に足を乗せて、布団は顔にかかってやがる


部屋に戻ってふすまを開けると桜子が見えたから安心したのもつかの間



どうしたらもとの位置と逆さまになるんだよ…



「さいと、さん…お味噌汁しょっぱい…」


…寝言か…?



こいつはよく寝言をいっている気がする…


普段も夜中騒いでたりするようなしないような…



「土方…しゃんの、お…に…」



ピシッ…



「おい!起きろ桜子!!おめえは俺をなんだと思ってるんだ!」

「うるさい…です…」



再び深い眠りについた桜子



ゆすっても起きやしねぇ…


その時スッと開いた襖



「土方さん!さくらなんかした…」

「おい平助。外から声かけてから入れ。」

「土方さん何やってんの…?」


ん?


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