溺愛ダーリン&愛しのハニー
 「……」


 キスされた頬を私は手で押さえる。
 店の人が居るのに…この大胆さ。



 ダーリンは更に…ウィンクをして部屋を出て行った。
 キスされた頬がまるで…火傷したかのように熱を帯びてる。


 「ハニーさま…お顔を少し締められた方が…」


 濠さんはいきなり、私に手鏡を渡した。



 「!!!?」


 私の顔は嬉しくてニヤけていた。ダーリンにキスされて私は…マジで喜んでいる。
 何て…私って分かりやすい性格!!?



 「これが…アクセサリーのカタログです」


 店員さんはあくまでポーカーフェイスで私にカタログを差し出した。

 
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