溺愛ダーリン&愛しのハニー
 「……」



 二人でテーブルに宝箱の中身を並べる。



 「げっ!?これが俺の描いたハニー??すげぇ…ヘタクソ」


 自分の描いた私の顔に…ダーリンは自嘲的な言葉を呟く。



 「……変なモン…残すなよ!ゴミだろ??」



 ダーリンがくれたキャンディの包み紙をゴミ箱に捨てようとする。



 「ゴミじゃあないって!」


 「…可愛い~♪」


 お父さんの撮った5歳の私の写真をダーリンは手にとった。



 「……あの頃のハニーだ…」
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