続☆オカマに恋した☆
「見せてよ。遥から見たアタシを見たい」

 本心だった。



カメラとは違う目線。



遥の心のレンズには、アタシはどう映ってる?



遥から取り返して、アタシはアタシを見つめる。



自分の顔は、ある意味自分で見れない。



ふとした表情とか、友達といる顔、接客してる顔、何かに打ち込んでる顔。



「愛の絵ばっかで……恥ずかしい///」

 顔が真っ赤な遥は、あの日の何倍も可愛いくて可愛いくて。



「隠れてコソコソ描いてるなんて、何か気まずいね」

 スケッチブックに手を添えて、遥は言った。



「嬉しいから。

こんなに、想ってもらえてて」

 アタシは、遥を抱き寄せた。



「ありがとう。こんなに想ってくれて」

 涙がこぼれそうになる。



必死にこみ上げる感情を押し込めた。



ほんとは遥をこの手で……アタシが幸せにしたい。


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