続☆オカマに恋した☆
「ふはぁー…愛……」


 まだ起きたての寝ぼけたような、莉紗さんの声が後ろから聞こえる。



 俺はスクールバッグを背負い、振り返った。



「もう、帰っちゃうの?」

 優しい莉紗さんの声に、昨日の莉紗さんは、ほんとは別人だったんじゃ…



そう思った。



「店あるから……」

 日曜は特に美容室は忙しい。



「あっ!私も…もう起きなきゃ!!」

 莉紗さんは、ベッドから跳ね起きた。





 莉紗さんのグラマーな胸が、白い布団がめくれて見えた。



体は反応しても、頭は……心は反応しない。



靴下を手に、足早に玄関へ向かった。




< 5 / 384 >

この作品をシェア

pagetop