愛詩-アイウタ-
ドアのところで堂々と立っていたのは、瑠架だった。
光璃はゆみに“ありがと”と呟くと、スタスタと歩いた。
肩が左右に揺れていて、少し怒っているように見える。
歩いていると、周りの女子の声が聞こえる。
“あれ誰?”“かっこいいね!”“どうして2組に?”etc。
ピアスがそんなにいいのかな。
考えてしまう。
でも、女子がみんなでるぅのことを話すの、なんかやだなぁ…。
注目しないでほしい。
せっかく、[男子とあまり接点がない清楚な佐波さん]を演じてたのにっ!!
もっと目立たないように、ドアの陰に隠れながら呼ぶとかしてくれればいいのに。
陰に隠れるるぅなんて嫌だけど!!
「るぅ!!」
一瞬静まる。
瑠架が呼んでいるのが光璃だったのに驚いているのかもしれないし、“るぅ”という呼び名にひいているのかもしれない。
あぁ~はずかしいっ!
「光璃」
瑠架が呼んだ。
光璃はゆみに“ありがと”と呟くと、スタスタと歩いた。
肩が左右に揺れていて、少し怒っているように見える。
歩いていると、周りの女子の声が聞こえる。
“あれ誰?”“かっこいいね!”“どうして2組に?”etc。
ピアスがそんなにいいのかな。
考えてしまう。
でも、女子がみんなでるぅのことを話すの、なんかやだなぁ…。
注目しないでほしい。
せっかく、[男子とあまり接点がない清楚な佐波さん]を演じてたのにっ!!
もっと目立たないように、ドアの陰に隠れながら呼ぶとかしてくれればいいのに。
陰に隠れるるぅなんて嫌だけど!!
「るぅ!!」
一瞬静まる。
瑠架が呼んでいるのが光璃だったのに驚いているのかもしれないし、“るぅ”という呼び名にひいているのかもしれない。
あぁ~はずかしいっ!
「光璃」
瑠架が呼んだ。