愛詩-アイウタ-
「オレの姉ちゃん24だよ」


「23もけっこういるよっ」



 ゆみ達は24だけど。ひぃだけ23だけどっ!



「ふぅん。そんなもん?」



「そうだよぉ」



 多分。ひぃのグループは足がでかめなんだ!…と思っておく。



 でも、歩きながらちろちろ視線が足に向いてしまう。


 足を比べると、格段に小さい。


 歩幅も違うはずだけど、合わせてくれている。



 もうちょっとはやく歩けるけど、少し遅めにしてみる。


「ん」


 気付いたのか、もう少し遅めてくれた。



 なんか、いいな。


「ははっ」



「何いきなり笑ってんの」



「だってさぁ~やっぱ言わない!」



「気になるって!!」



「推理力をつけるの」



「役にたたないから!」



「そうだけどねぇ」









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