君と見た空。
「ここをこうやって・・・。
ね??出来たっしょ?」
彼女はカメラをまじまじとみつめ、
写真を撮りに走っていった。
「嫌がってた割には楽しそうじゃん。」
嫌がっていたけど、やる気のあるような彼女が、
少しかわいく、そして、愛しく思えた。
「ッ・・・ゴホッゴホッ。」
彼女はいきなり咳き込んだ。
僕はベンチから勢いよく走って
茜のところに向かっていった。
「茜!!
大丈夫??」
それにしても・・・
茜って風邪かな??
けど、風邪にしては、
かなり咳き込んでいる気がする・・・。
彼女のことを何も知らない僕はまだ、
茜の過去を、一つも知らずにいた――。
ね??出来たっしょ?」
彼女はカメラをまじまじとみつめ、
写真を撮りに走っていった。
「嫌がってた割には楽しそうじゃん。」
嫌がっていたけど、やる気のあるような彼女が、
少しかわいく、そして、愛しく思えた。
「ッ・・・ゴホッゴホッ。」
彼女はいきなり咳き込んだ。
僕はベンチから勢いよく走って
茜のところに向かっていった。
「茜!!
大丈夫??」
それにしても・・・
茜って風邪かな??
けど、風邪にしては、
かなり咳き込んでいる気がする・・・。
彼女のことを何も知らない僕はまだ、
茜の過去を、一つも知らずにいた――。