君と見た空。
好きだから、、、
暗ぁい、、、黒ぉい空、、、。

その下に、僕は立っている。


たった独りで・・・。


「傘・・・ないや。」

なんでこう、

僕は不幸なんだろう??


傘はないし、喧嘩するし、

雨は降ってるし・・・。


「・・・学校戻るか。」

そのとき、後ろから声をかけられた。


「あの、、、さっきの人ですか?」

茜の、両親らしき人だった。。。


「はい。そうですけど?」

僕がそういうと、

あの人はホッとした様に傘を差し出してきた。


「これ、使ってちょうだい??」

赤とオレンジの傘だった――。
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