君と見た空。
 だからな、茜ちゃんの残りの時間、

 独りにさせるなよ。

 会いに行ってやれよ。

 お前も、会いに行きたいんだろ?

 気持ち伝えろよ。」

俺の気持ち・・・残りの時間・・・

茜との・・・約束。。。


「うん!!

 ありがとっ。

 光輝大好き☆」

心の底から、そう思った。

・・・・・・親友としてだけど。


「おぅ!いいから早く行けって。」

僕は、無我夢中で走り続けた。


茜に会える。

茜の声が聞ける。

茜の温もりを感じれる――。


その想いが、僕のエンジンを、

さらに加速させた。
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