何度でも君を・・・
あっでも、雄輔なら知ってるかも!!
そう思い、雄輔のほうを見たら。
「!?」
雄輔が…起きてた。
しかも、あたしのほうを見ていた。
びっくりしたぁ…。
「ゆ…雄輔??」
「んー?何?」
「な、なんで今…っ」
「あー舞がなんか悩んでる顔してたから見てた」
そう言って、にっこり笑った。
す、鋭い…!
「なんかあったの??言って??」
雄輔は優しく言ってくる。
「あのね……………………………。」
ちょっと待って。
もし、“優真”っていう人が、あたしの元カレだったらどうするの??
今カレの雄輔に聞くって…あたし、おかしくない?
最低じゃない!?
どぉしよう…。
やっぱり、瑠璃ちゃんか零ちゃんに聞くしかないかぁ。
「舞??」
雄輔が不思議そうな顔で聞く。
「あっえと、雄輔の家ってどこなのかなーて思っただけ…です」
あたしは、違うほうの疑問を言った。
「なんで??」
雄輔の顔が曇ったような気がした。
そして、なんか…声がいつもより低い。
なんか…怖い。
「えっ…だ、って…雄輔の家とあたしの家が反対方向だったら、送ってもらうの悪いかなって…」
あたしは、ちょっとドキドキしながら答えた。